湾フグ カットウ仕掛け、考察編
さて、去年の年末に行った東京湾の湾フグ
結局釣果2匹というあまり釣れていない釣りではあったのだが、実際に行ってみて作った仕掛けのダメなところがよくわかった
ただ、いきなり仕掛けの話ではなく釣れた2匹の感覚でどんな釣り方なのかを振り返ってみたい
まずカットウでの釣り
これは、理想の形としては大きなタチウオ針に丸ごとつけたエビを底まで沈めながらフグに「ここに餌があるよ、エビおいしいよ」とアピールし、着底後に動かさないように食わせる間を作る
で、フグがエビの端っこをかじった小さなあたりを捉えて、エビの後ろにあるカットウ針でフグの顎にアッパーカット
するとフグはビックリして上に泳ぐので、その速さに負けないようにリールをひたすら早巻きして一丁上がり
というのが理想の釣り方なのだと思う
この小さなあたりというやつが、まぁ捉えきれない
穂先のガイド1個分くらいのあたりと言われても、自分にはそんな小さなあたりは捉えきれない
と言っても、そのあたりすらあったかどうかはわからないのだが・・・
実際に使う人はエビを3パックくらい使うとも言うが、自分は2匹余った
ちなみに一緒に行った
彼はエビを1パックお代わりしていた
何が違うのかは未だによく分からない
次に胴付きの食わせ釣り
こちらは釣り方はカワハギとかと同じで食わせ餌にエビの切り身をつけてたまにちょいちょい誘ってあたりを待つ釣り方
こっちはそんなに繊細なあたりというわけではなく、感覚としてはカワハギのあたりよりわかりやすく感じた気がする
さて、そんな中で作っていった仕掛けのダメなところ
まずはこちら
遊動式であたりがわかりやすいかな〜などと思っていたのだが
ごちゃごちゃしすぎ
あと、針自体も移動可能なようにしているのだが、これがしゃくるたびにエビの重みに耐えかねてずれてしまう
そもそもこちらの仕掛けでは全くエビをかじられることすらなかった
次にこちら
こちらの仕掛けは、まぁ・・・・1匹はこちらで釣れているので多分赤点ではないレベルなのだろう
しかしここで吉野船長の講習会で言っていた一言
「針からカットウまでの長さは、長いと掛け辛くなります、でも短いと当たらなくなります。どのくらい当たらなくなるかって言うと、今日当たるか来年当たるかってくらい」
ではここで、吉野屋さんで売っている仕掛けを見てみましょう
オモリからカットウ針までの長さは確かに13cmなのだが、何だろう
全体的にとにかくシンプル
カットウ針が小さい
この辺が自分が作った仕掛けとは大きく違うところだと思う
自分の作った仕掛けは、たまたまそれしか売っていなかったということもあるのだが、カットウ針がだいぶ大きい
ここで、吉野船長の
「針からカットウまでの長さは、長いと掛け辛くなります、でも短いと当たらなくなります。どのくらい当たらなくなるかって言うと、今日当たるか来年当たるかってくらい」
なぜ当たらなくなるのか
フグが「あ、針が後ろについてんじゃんww」と見切られるから?
多分違う、それだったら13cmだろうが15cmだろうがフグに見切られると思う
多分なのだが、カットウとエビが近いと、フグがエビをかじろうとした時にカットウに当たってしまって、もしくは当たりそうになってかじるのをやめてしまうのではなかろうか?
まぁ、それもフグが横からかじってれば関係ないじゃん等々あるのだが、なんとなく潮の流れとかでカットウが潮下に向いている所のカットウ側から食ってくるような気がするのである
とすると、自分のカットウ針であればもう少しエビとカットウ針を離さないといけない気がする
しかし、離すと今度は掛け辛くなるという・・・
結局の所あたりが出なければどうしょうもないし、あたりがわからないのではお話にならないのだが・・・
ここで、気分を変えて食わせの場合のあたりを思い出してみる
こちらはあの湾フグにはゴツすぎる竿でもはっきりとあたりが判った
ということは・・・
食わせとカットウの2段仕掛けにすれば良いじゃない
という仕掛けも世の中にはあるようで、次回、カットウ仕掛け作ってみた(再)につなぎます